破産手続終了の後のネットショッピングにデポジット式クレジットカード
破産申立の準備中や破産手続中は、クレジットカードは解約によって利用が出来ません。
また、破産手続の終了後のクレジットカードの申し込みは信用情報の登録によって困難な場合があります。
クレジットカードを使用できなくなるとネットショッピングについては銀行振込での先払いや代金引換など決済方法が限られてしまうと考えられます。
しかし、デポジット式のクレジットカードの利用であれば破産手続の終了後の審査が通りやすいとされています。
ネットショッピングがどうしても必要な場合には、破産後はデポジット式のクレジットカードをご検討ください。
デポジット式のクレジットカードの利用
デポジット型クレジットカードは、使う前にあらかじめ一定額のお金を預けて使うクレジットカードのことです。
この預けたお金は、通常はカードを解約する時に返ってきます(未払いの買い物がある場合は差し引き計算される場合が多いです)。このカードでは、預けたお金の範囲内でしか使えないようになっています。
最初にお金を預けた後は、利用した金額が支払い日に自動的に引き落とされて、預けたお金の金額も元に戻ります。
このデポジット式のクレジットカードは、プリペイドカードと似ていますが、自動引き落としのため都度お金を入れる必要はありません。
また、デビットカードは使うとすぐに口座からお金が引かれますが、デポジット型クレジットカードは普通のクレジットカードと同じで、支払いにタイムラグがあります。
自己破産申立(免責許可)・個人再生申立の注意点
破産手続
債権者
債務の原因
- ギャンブル等のための借入
- ホストクラブ・キャバクラでの浪費(つけ払い対応)
- 趣味のコレクションや高額な道具の購入費用
- 株・信用取引・FXの損失
- ビットコイン等の仮想通貨取引
- 投資詐欺・ポンジスキーム
- 動画配信アプリの投げ銭行為
- 悪意の不法行為 ※主体別に判断して免責を認める考え方
返済方法
財産関係
- 不動産(土地・建物・マンション)
- 退職金・確定拠出金
- 銀行預金口座の解約
- 生命保険契約の解約
- 税金の支払請求と管財予納金や消滅時効の関係
- 相続財産と遺産分割協議の有無
- クレジットカードのポイントの財産価値と失効