解決事例・ショッピング利用での支払督促・貸金請求訴訟

破産手続　免責許可決定

解決事例：過去に解決した事例のご紹介
＜ショッピングの借金の個人破産（管財事件）の解決事例＞
 

ご相談者の負債状況
　負債額としては３００万円弱でした。
　いわゆる信販系からのショッピング利用の借入が大半でした。

個人破産の選択
　まだ年齢的に若いことやご家族の意向もあって、分割支払を希望していましたが、非正規雇用のため、既に過重労働の状態に陥っており健康面も考慮して、個人破産を選択しました。

破産・免責の注意点
　依頼者は，破産等の手続については初めてでしたが，洋服や小物のショッピングが主な負債の原因で浪費に該当する可能性はありました。
　破産申立ての準備中に、債権者から貸金返還請求訴訟を裁判所に提起されていましたので、給与差押のリスクを避けるため、早急に申立の準備をしまました。判決の前に破産申立をすることが出来たので、債権者は訴訟を取下げてくれました。
　浪費はいわゆる免責不許可事由ですが，事前にショッピングで購入した物の価格を調査して申立て段階では中古品として価値がない事などを報告したところ、管財人が付かない同時廃止手続になりました。

破産の決定・免責の許可
　債務の返済が滞ってしまった一番の原因は，家計において，毎月の入金と出金を把握できていないことにありました。
　無駄な浪費を無くすことを，かなり厳しく注意することで対応しました。
　その依頼者の反省，年齢的にも若く仕事もしっかりと続けていること，家計の管理の努力が実り，無事に破産開始，免責許可を得ることができました。

自己破産申立（免責許可）・個人再生申立の注意点

1. 予納金（裁判所の手続費用）
2. 保証人への請求
3. 銀行に債務がある場合
4. 債務の返済を銀行引き落としにしている場合
5. ギャンブル等のための借入
6. 税金・養育費・婚姻費用などの支払が残る場合
7. 財産を隠しての手続
8. 親族や友人からの借り入れ
9. 破産手続中の資格制限
10. 郵送物の転送
11. 転居・旅行・出張
12. 勤務先からの借金
13. ２回目の破産、再生
14. 生命保険の解約
15. 預金口座の解約
16. 税金の支払
17. 家具・家電の購入
18. 相続財産と遺産分割協議の有無
19. 支払督促や貸金返還請求訴訟への対応
20. 動画配信アプリの投げ銭行為
21. 新型コロナウィルス関連
22. ビットコイン等の仮想通貨取引
23. 新電力の市場連動型プラン変更
24. 投資詐欺・ポンジスキーム
25. 住宅ローンの変動金利の上昇
26. 給与ファクタリング
27. 株・信用取引・FXの損失
28. 退職金・確定拠出金
29. 破産後のETCカード利用
30. デポジット式のクレジットカード